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至極プライベートな音楽+α日記
by suoni_belli
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東京都在住
趣味:音楽を聴くこと、旅行
信条:芸術は生で体験すべし

至極プライヴェートな内容です。時間を置いてしまいましたが、書いておきたいことがあるので、再開しました。 ピリリとした緊張感を持たせるために、ブログというメディアを選択してます。音楽系の話題をメインに、徒然なるままに・・・書いてみようと思います。
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2012年の〆、ツィメルマン@横浜
2012年12月9日(日)

【今日のコンサート】
クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル
ドビュッシー:版画 1パゴダ 2グラナダの夕べ 3雨の庭
ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番 変ヘ短調 作品2
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op. 58


今日は東北のほうで雪が降っているらしい。そんな影響もあってか、とっても寒い日だった。私は1か月ほど前からまた仕事地獄に陥り、朝は起きれなくなり朝食も食べずにそのまま会社に向かったり、週末になれば体調不良でゴロゴロ寝ているような日々だった。だから大好きなツィメルマンのリサイタルも、「あーもうすぐか・・・」くらいの意気込みしかなかった。

最後に生で聴いたのが2年前の今頃、昨年はサバティカルで1年活動を中止していたので、来日もなかった(プライベートで来てたかもしれないけど)。途中聞こえてきたニュースは、ヨーロッパの公演をキャンセルしたとか、体調が悪いらしいとかあまり良いものではなかった。1か月前には主催者側からメールが来て、公演演目を変えるとのこと。そもそも来日するのか?的な不安もあったけど、無事に日本に来日し、各地で公演も成功させてきたようだ。

先に武蔵野の公演に行った友人の話では、風邪をひいていたらしいとのことだった。久しぶりのリサイタル、今日はどんな演奏を聴かせてくれるのだろうか。

みなとみらいホールも久しぶり。ショッピングモールは激混みで、ホール会場にも長蛇の列。会場入りするといきなり「本日の演目が変更になりました」という張り紙があちこちに・・・ あれあれ、みるとドビュッシーの一部とシマノフスキが、ショパンのピアノソナタ3番になってしまいました~。ちょっと残念なような、ちょっとうれしいような、でもショパンのソナタは「またか聴くのか・・・」という気分でもある。まあいいや、ツィメルマンがそうしたかったのなら、期待を裏切るような演奏はしないだろう。少なくとも私もとても好きな曲なのだから、よいじゃないか。

会場の埋まりは意外にも8割ほど。ここに来る前に『週刊新潮』にツィメルマンが載っているという2ちゃんねるの情報を入手し、横浜に来る間の東横線で読んでたんだけど、東京エリアでのツィメルマンの演奏回数が異様に多いのと、チケットが高いことが理由で席が埋まっていない、というまさにタイムリーな内容だった。私もこれまで1度来日すれば必ず複数回足を運んでいたものの、今回あまりなじみの無いオール・ドビュッシー・プログラムということで遠慮したのだった。同じ理由で行かないファンもいるんじゃないかと思う。もっとも東京エリアでの演奏回数が異様に多いのは確かに私もそう思う。(有難い話ではあるけれど)

公演はいかにもツィメルマンらしい出来事から始まった。本人からのメッセージがアナウンスされたのだ。内容は“心無いお客さんが自分の演奏を録音して、それをYoutubeにあげたため、訴訟問題が起きている。こういうことはやめてほしい”ということだった。録音したい気持ちもわかるけど、Youtubeで聴いてもねぇ・・・。以前武蔵野で私の隣の若い男性もそれらしきことをしていたな。ここまで盗撮(盗録?)される人もいないだろうなぁ。

さて、前段が長くなりましたが、肝心の演奏はというと、これがもう本当に素晴らしい演奏で、ツィメルマンさんへの期待が薄れていた自分がはずかしくなるほど。音の透明感はずば抜けてますな・・・。そして完成度もめちゃめちゃ高い!(もっともだからこそ演奏しているのではあるけれど)

ドビュッシーは目の前に景色が浮かぶよう、ブラームスは迫力ある演奏で、重厚かつバランスがよく、ショパンはいわずもがな。ちょっと速いテンポはじっくり聴きたい私にとっては残念ではあるけれど、とにかく美しい・・・
第4楽章はどんどんヒートアップし、最後はほとばしるパッションですごいテンポになってたけど、でもきっちりコントロールされてました。

あぁーー久しぶりに心から「いい!」と思える演奏を聴きました。演目が変わったことで後半はショパンのピアノソナタのみ。でも聴衆がそれに満足するはずがない!今日は絶対アンコールやってくれなきゃ困るよ~と思っていたら、ドビュッシーの前奏曲から「西風の見たもの」をやってくれました。これもよかった。

さて、今日のリサイタルが今年最後の演目となりました。今年は全体的に行った回数も少なかったし、地味でしたね。

しかし! 来年は1月のグリモーによるブラームス・ピアノ協奏曲2番に始まり、かなり興味のあるコンサートが目白押し!! チョン・キョンファも来日するっていうし。今からとっても楽しみだ~~ お金ためなきゃ!
# by suoni_belli | 2012-12-09 23:37 | コンサート&イベント
ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル
2012年11月13日(火)

【今日のコンサート】

ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル

シューベルト 即興曲集 D935, op.142
フランク    前奏曲、コーラルとフーガ
ドビュッシー  前奏曲集 第2集

場所:東京オペラシティ コンサートホール


今日は思わずサントリーホールに行きそうになった、しかし今日の場所は今日は初台の東京オペラシティだ。行ってみるとすでにクリスマスツリーが。素敵! もうそんな季節になってしまいました。また最近忙しくなったので、季節の移り変わりを感じられなくなってしまった・・・。

さて、今日はラドゥ・ルプーのピアノ・リサイタル。一度聴いてみたいピアニスト。次にいつ聴けるかわからないピアニスト。もはや若い人は知らないんじゃないかというピアニストだけど、かつてはデッカでアルバムをガンガン出していたピアニストだ。今はもうリサイタルしかやってないみたい。会場は満員だった。年配も多かったけど、時々とても若い20代くらいの人が混じっているのも印象的だった。オール・シューベルトの日には内田光子さんも聴きに来ていたらしい。

さてどうだったか、というと、とても安定していてて聴きやすかった。テクニックで押し切る感じでなく、温かい音だった。まっとうだけど、「円熟した演奏」という感じ。正直「すごい!」とかそういうのはなかったし、特にこれといったものはなかったんだけど、とにかく安心して聴いていられたのである。

友達と一緒だったけど、体調もそんなによくなくてダイレクトに家に帰りました。タクシーで帰ると初台から自宅まで超近いことが判明! うれしい~
# by suoni_belli | 2012-11-13 23:23 | コンサート&イベント
クレーメルに圧倒される2夜
【今日のコンサート】

サントリーホールスペシャルステージ
ギドン・クレーメル

2013年10月31日(水)
シューマン: チェロ協奏曲 イ短調 op.129 (R.ケーリングによるヴァイオリン、弦楽合奏とティンパニ編曲版)
モーツァルト: ピアノ協奏曲 イ長調 K488
ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ

2013年11月5日(月)
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
グバイドゥーリナ: リジョイス(喜び)!-ヴァイオリンとチェロのための
イザイ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番 ト長調 op.27-5
バルトーク: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz117

2週間にわたってギドン・クレーメルのコンサートに行ってきました。

1回目は彼の組織するクレメラータ・パルティカとの共演。

客席の埋まりは7割くらい。サントリーホールではむしろ珍しい景色だ。

実は忙しかったり、体調が悪かったりでずっとこのブログを書けなかったので記憶がおぼろげになっている。だから最初のシューマンのチェロ協奏曲がどうだったのかまったく記憶がない・・・ 

モーツァルトは美人な女流ピアニストさんが登場。私の席はステージのほぼ真左にあたる場所で、ピアニストの背中が正面に見える席だったんだけど、彼女が背中がざっくりと開いたドレスを着ていたのと、腰から下が手前のコンサートマスターがいて見えなかった関係で、ほぼ全裸で演奏をしているように見えた。ちょっとドキドキした。そんな場所だったせいもあって、音がきれいに聴こえなかったので、どういう演奏だったかは正直よくわからない。この曲も知らない曲だったし。ただ、オケととても息の合った演奏だったことは間違いない。

客席が7割の入りだったにもかかわらず、拍手はそれを感じさせないほど大きく、なんというか手をバチンバチン鳴らしているような感じだった。

最後はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。カデンツァがシュニトケにるもので、超難易度の高そうなカデンツァだった。

第2回目は1曲チェロとのデュオを除いてすべて無伴奏ヴァイオリン曲。これがまたすさまじかった。無伴奏なんてむき出しの生々しいヴァイオリンのみの曲だから、うまいもへたもすべてわかってしまう。しかし完璧にコントロールされた演奏だ。クレーメル65歳、なんという鬼才だろうか。

使用しているヴァイオリンは17世紀のニコロ・アマティによるもの。時々悲鳴のような音を奏でる。しかし、クレーメル3台目のヴァイオリンだそうだから、おそらく彼の要望に応えてくれる数少ないヴァイオリンなんだろう。

チェロとのデュオでやったグバイドゥーリナはロシアの現代作曲家。なんどかコンサートで聴いたことがあるけど、超絶難解な曲でいつも理解できなかったんだけど、今回は割と楽しめたかな。なんかインプロみたいな曲だった。もうクレーメルみたいになんでも弾きこなせると、行けるところまで行ってみたい、ヴァイオリンの可能性をどこまでも追及したい、って思ってしまうんだろうな。

ちなみに今日は第1回目よりは客席は埋まっていた。でも9割くらいかな。私の隣の女性はヴァイオリンケースを持って座席にすわっていた。それ以外にも、ヴァイオリンケースをもっている人多数・・・玄人も聴いちゃうクレーメルなのね・・・

コンサート全体を聴いて思ったのは、この人はものすごい超絶技巧を超簡単にやってのけてしまうすさまじい人、ということだ。もとい、この人の生演奏を何度も聴いたというのが、ずっと後になってきっと人に自慢できる良い思い出になるに違いない。
# by suoni_belli | 2012-11-05 00:09 | コンサート&イベント
悲惨体験・・・
2012年10月14日(日)

【今日のコンサート】
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:ノエ・乾)
ドヴォルザーク チェロ協奏曲(チェロ:レオナルト・エルシェンブロイヒ)
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:マリオ・へリング)
指揮 アレクサンドル・ラザレフ
ヴァイオリン ノエ・乾
チェロ レオナルト・エルシェンブロイヒ
ピアノ マリオ・ヘリング
場所:東京芸術劇場


夏が終わり、いきなり冬に向かうんじゃないかというほど肌寒い日が続く今年の10月。今日も小雨が降るような寒い日になった。

日本では夏に良いクラシックコンサートを期待することができないけれど、あるとき無償に「ナマ音」が聴きたくなり、しかも「できればドボコン(ドボルザークのチェロ協奏曲)を聴きたい」という状態だったんだけど、ダメもとでチケットサイトを検索したら今日のコンサートが出てきた。日本フィルハーモニーによる協奏曲のみの演奏会、名付けて「スーパーコンチェルト」という内容で、ドボコンのほかにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とラフマニノフのピアノ協奏曲2番をやるという。結構聴きやすい演目だったのでチケットを買ってみた。
正直・・・若いソリストと日本フィルというあまりなじみの無いオケの組み合わせでそんなに期待はしていなかったんだど・・・。

場所は久々におじゃまする東京芸術劇場。座席はほぼ満席だったけど、年齢層はかなり上な気がした。ほとんど50代以上な感じだ。で、今日のソリスト、みんな若い男性でしかもイケメン揃い。3人のうち2人が日本人とのハーフ・・・。日本人と外国人のハーフの演奏家って最近活躍してるなぁ。

最初のメンデルスゾーンは昔、某日本人女性ヴァイオリニストの演奏を生で聴いたときに、かなりひどい演奏だったことが災いし、滅多に聴かない曲なんだけど、これが結構よかった!うまかったです、幹くん。 

さて、私にとっての今日のメインはドボコンである。しかもソリストのエルシェンブロイヒという人、若手のホープらしい。第一楽章が始まる。うん? 単調な演奏だな、と感じる。すでにソリストが弾き始める前に涙が出てくる。求めていたのはこの「ナマ音」だ。いよいよソリストが弾き始める。おぉ、感情たっぷり! 体が大きいので、弦の使い方に余裕があるというか、曲に弾かれてるのではなく、ちゃんと弾いてる感じ。気になったのが・・・ ソリストとオケの演奏が合わないところが結構あるのだ。あと、曲のテンポがかなり頻繁に変わる。ソリストのつける急緩と、オケの平凡々な演奏が合わないのだ。まるで、DTM(打ち込み音楽)のように平坦。あぁ、気持ち悪い~。

それでもソリストはいい演奏で、第一楽章、第二楽章まではまだ耐えられた。しかし・・・第三楽章、ソリストが乱れ始めた。これまで一音一音しっかりした音を出してたのに、時々音がオケにかき消される。音が上がっていくところ、下っていくところで音をごまかす。どうした?集中出来てないのか、疲れたのか? ちょっと若さを感じてしまった。それでもコーダのところで涙があふれてきました。あぁ、いい曲だ。

で、ラフマニノフ。これがまた悲惨な演奏で・・・ こんな平坦な演奏はないだろいうという優雅さのかけらも感情のゆさぶりも感じられないまさに機械でつくったような演奏だった・・・。

ひどい! ラザレフって何者??

ソリストのマリオ・へリングという人の演奏も、かなりミスタッチがあったけど、それはまあ良いとしても、とてもよい演奏とは思えなかった。なので途中から聴くのをあきらめた。だから記憶が無い。

うーむ、やはりよい演奏を聴かないとダメだ。。。
でも、この秋はよい演奏が聴けるはず。クレーメル、ツィメルマン、ルプーも楽しみだ。そうそう、休憩時間にノエ・幹が会場に訪れていた。ハンサムで気さくそうな青年だった。日本語ペラペラだった(笑)。
# by suoni_belli | 2012-10-15 00:33 | コンサート&イベント
シベリウスを聴きに、久しぶりのサントリーホールへ
2012年2月14日(火)

【今日のコンサート】
南西ドイツ放送交響楽団バーデン=バーデン&フライブルク

ヴェーベルン:夏の風の中で-大オーケストラのための牧歌
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 <ヴァイオリン:神尾真由子>
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55≪英雄≫

場所:サントリーホール


今年初めてのコンサート。
実は前回の内田光子のリサイタルと今日の間には人生の記録に残るような大事件があった。

まず昨年12月2日、過労により会社の階段から落ちて鼻骨骨折&ひざ下に穴があいた。手術と休養のために2週間会社を休み、幸い術後は大きな問題もなく社会に復帰できた。年末年始はスペインとイタリアを訪ね、久しぶりに仕事から離れ自由を満喫した。会社復帰後、仕事量が怪我以前とまったく変わらないことに憤慨し、会社に仕事を減らすよう直訴をした。なんとか会社の理解も得て、私の仕事量は「人間らしくあるために必要なプライベートの時間」を多少増やすことができるレベルには減ったように見える。

1月30日には大学時代に毎週のように飲んでいた友人が急死した。人生のはかなさを思い知った。
そして、昨日は自分の新しい家を決めた。

新しい人生が始まりつつある、いや始めないといけない。

そんな人生の波の合間にやってきた今日のコンサート。相変わらず忙しすぎるのでチケットを忘れないように日曜日からチケットを財布に入れていた。今日もラッキーに6時すぎには会社をあがることができた(こんなことは内田光子のコンサート日以来である)。

目当ては神尾真由子のシベリウスのヴァイオリン協奏曲。今日はパンフレットが配布されなかったので、座席についてから1曲目が何の曲なのかわからないことに気付いた。ヴェーベルンの曲だったんだけど、映画のサウンドトラックのような曲だな、と思った。「夏の風の中で-大オーケストラのための牧歌」というタイトルらしいが、確かにそんな印象の曲だった。

さて、神尾真由子である。Youtubeでチャイコフスキーコンクールの映像を見てから、一度ナマで聴いてみたいと思っていた。出てきたとたん、マーメイド型ドレスとアップにまとめた髪型がセクシーでその姿にやられた(別に私は変な趣味があるわけではないけど)。曲の頭、ずいぶんとまろやかな音を出すなぁと思った。ビブラートがきついけど音は非常に美しい。彼女は最初のほうはちょっと緊張気味かなと思ったけど、やがてどんどん気持ちと曲が一体化していくのがわかった。今日の私の席はちょうどソリストや指揮者を真横から観る位置で、正直いって音的に良い場所ではなかった。ヴァイオリンの音も、ちょっとソリストが体を揺らすだけで音の聴こえ方が全然違うのである。

神尾真由子は表現力が豊かなんだろうな・・・。曲を聴いている、というよりかは演劇を観ているに近い印象を受けた。きつめの倍音でゴリゴリ聴かせる部分と信じられないくらい美しい音を器用に使い分けていた。第一楽章はテンションも高く素晴らしい演奏だった。

第2楽章は私にとっては休息タイムなので省略。

第3楽章、いきなり出だしで音が・・・ありゃーやっちゃいましたね。ちょっと気を抜くとああいう音になってしまうんでしょうね・・・。ちょっとがっかりしたけど、超絶技巧の続く第3楽章をものすごいテンションとうまさで聴かせてくれたのでOKです。この人はうまい。まだまだ多少力の入った演奏な感じでしたが、あと数年後の彼女の演奏をまた聴いてみたいなって思う。

ちなみにアンコールでパガニーニのカプリースから1曲。やはり超絶技巧を見せつける感じでしたが、私はもっと彼女のロマン派の演奏が聴きたいな。

そういえば、最近インフルエンザが蔓延していることもあり、今日は座席中からホゴホゴ咳が聞こえました。

最後はベートーベンの「英雄」だったんだけど、私はいまだベートーベンの交響曲に手を出しておらず、この曲もよく知らないので退屈してしまった。

クラシックといっても、膨大な曲があるわけで、好きな曲もあれば興味のない曲もある。そういう意味では、クラシックコンサートも、歌舞伎の一見幕席みたいに、前半チケット、後半チケットみたいな席を設ければいいのにな、って思う。

であれば、私はもっとコンサートに通う頻度が増えると思う。
# by suoni_belli | 2012-02-15 00:45 | コンサート&イベント