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至極プライベートな音楽+α日記
by suoni_belli
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東京都在住
趣味:音楽を聴くこと、旅行
信条:芸術は生で体験すべし

至極プライヴェートな内容です。時間を置いてしまいましたが、書いておきたいことがあるので、再開しました。 ピリリとした緊張感を持たせるために、ブログというメディアを選択してます。音楽系の話題をメインに、徒然なるままに・・・書いてみようと思います。
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リーズ・ドゥ・ラ・サール ピアノ・リサイタル
【今日のリサイタル】

2011年5月17日(火

リーズ・ドゥ・ラ・サール ピアノ・リサイタル
~オール・リスト・プログラム〜
バラード第2番ロ短調
葬送〜「詩的で宗教的な調べ」より
愛の夢第3番変イ長調
ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲 ~巡礼の年 第2年「イタリア」より
献呈(シューマン)
春の夜(シューマン)
ラクリモーザ(モーツァルト)
セレナーデ(シューベルト)
イゾルデの愛の死(ワーグナー)

この6か月、仕事をするために生きている、って言いほど働いてきた。最低1日14時間、土日に出勤した回数も多数、3月11日の震災後、会社が1週間自宅待機だったときも仕事は容赦なくふってきた。何度心が折れそうになったことか・・・ よくもまあ倒れずにやってこれたと思う。そんな日々も4月半ばにやっと終わる・・・はずだったのだけど、やらなきゃいけないことがまだまだたくさんあって、その後遺症はいろんな形で現れた。GWにタイにいくはずだったのに、空港でパスポートを忘れたことに気づき、飛び立てなかった、動悸がする、早朝に目が覚めてしまう・・・ 海外旅行に行くのにパスポートを忘れるバカがどこにいる??って思うでしょう?そんなことをやってしまうほど忙しかった、というわけです。

それでも5月にはいって、少し仕事が減る兆しが見えてきた。そんな時期に行った今回のリサイタル。友人に誘われたときはどういうピアニストか知らなかったんだけど、見れば若くてきれいなお嬢さん。最近若い人の演奏の魅力にも惹かれているので行ってみることにした。

紀尾井ホールはほぼ満席。今年はリストが生誕200年ということで、リストプログラムが多いなか、彼女もオールリストプログラムでした。リストって個人的にほどんど聴く機会がないので、今回初めて聞いた曲が多かった。

なので、上手い・下手というのは正直わからなかったのである。でも、久しぶりに体中に浴びる生の音の洪水はとても心地よく、あー、音を聴きながら心と体を休めてるんだなぁということを実感しました。

彼女は若干23歳ですが、デビューが十代前半なのでプロとしてのキャリアはすでに約10年。そんな余裕が伝わってくる演奏でした。
# by suoni_belli | 2011-05-17 23:39 | コンサート&イベント
ラクリンのベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
2011年2月5日(土

【今日のコンサート】
N響第1694回定期公演 Aプログラム 
ベートーヴェン / ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
ベルリオーズ / 幻想交響曲 作品14
指揮:チョン・ミョンフン
ヴァイオリン:ジュリアン・ラクリン
場所:NHKホール

好きなヴァイオリニスト、ジュリアン・ラクリンの演奏を聴きにNHKホールへ。なんかサントリーホールとかオペラシティとかきれいなホールを見慣れているせいで古くさい印象が・・・。建物の古さはよいとしても、クロークがわかりにくい場所にあったり、席が狭くて窮屈だったり、まあ色々思うことはあった。客層は比較的年配な方が多く、昔からN響を聴き続けている人たちなんだな、と感じた。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、ヴァイオリン協奏曲好きの私にとっても実はまったく縁のない曲だ。キョンファさんが若いころに弾いたときのレコードをもっていて何度か聴いたけど、まったく曲に記憶がなく・・・ということは好みの曲ではないんだろう。

席は2Fの左端のほう。ラクリン氏の音はなんて美しい・・・ 艶があってふくよか、そして難しそうなフレーズだろうが高音だろうが余裕綽々で弾いてしまうわけです。馴染みのない曲なのであまり多くは語れないんだけど、カデンツァはかなり難しそうでそれを楽々弾いているのを目の当たりにし、「すごいな」と思った。第3楽章も元気のよい楽章で聴いていて楽しかった。

休憩のときには次の曲で酔いたいと思っていたので白ワインを飲んだけど、おいしくなかった。がっかりである。

2曲目はベルリオーズの幻想協奏曲。この曲は以前ザルツブルグ音楽祭でムーティの指揮で聴いたなぁー(懐かしい)第一楽章は結構好きで時々聴く。しかし全曲を聴く元気はなく、曲を書いたベルリオーズの心中を考えると逆に消耗してしまう、そんな感じの曲である。

チョン・ミュンフンさんにとっては十八番の曲らしく、全体的にとてもよい演奏だった。しかし、ワインも手伝って第3・4楽章は寝てしまった。

コンサート後は新宿のPへ。Hさんのからすみが今年もやってきたーー。そりゃー死ぬほどおいしかったですとも。

私の心は昨日起きたことで少し憂鬱。人を許すということも、またタイミングが難しいものである。
# by suoni_belli | 2011-02-05 22:59 | コンサート&イベント
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル
2011年1月17日(月)

【今日のリサイタル】
エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
バルトーク:ルーマニア民族舞曲

昨年10月から継続的に仕事に追われており、私はこの後なってしまうんだろう?と本気で自分のことを心配する毎日である。先週なんて、帰宅時間が3日連続で23:30、3:00、0:00なんて有り様である。私ってタフなんなだ、ってことに最近気づいた。でもフィジカルが自慢できる歳でもなくなったので、本当にセーブしなくては。そんなわけで今日は仕事そっちのけで会社を18時に出た。今年初めてのコンサートはグリモーのリサイタルである。

座席は前から8列目の真ん中あたり。音を聴くには絶好の場所だと思う。ほぼ満員だったけど、今日はクラシックおたくのにおいのするおじさま方が多かった気がする。そしてフランス人もかなりいた。

グリモーは一度ベートーヴェンのピアノ協奏曲5番を聴いた。リサイタルは初めて。彼女はどちらかといえばアルゲリッチ型というか、何を弾いてもグリモー節になってしまうという強烈な個性を持つピアニストだ。だから彼女に対する好き・嫌いは分かれるだろう。今日のリサイタルもそうだった。

最初のモーツァルトはモーツァルトらしからぬモーツァルトというか「一体どうしてくれるのよ!?」と問い詰められているような情念を感じるのである。リストなんかは彼女の素質にぴったりくるような曲だと思うけど、とにかくうますぎて音を間違える気がしない。そして曲との一体感には目を見張るものがあった。バルトークもかなり好き。彼女はとても小柄だし、妖精のような愛らしい容姿をしていながら、あの大きな音には正直びっくりする。

アンコールはグルックとショパン。ショパンも弾くんだな、と思ったんだけど、やはり暗い・・・というか、グリモーの世界なのである。

彼女の曲は普段使いには適してないけど、時々聴くにはとても刺激になる、そんな感じだ。例えば最近出たバッハは聴いてると苦しくなってくる。でも、彼女のベートーヴェンのソナタはとてもいい。

どちらにして、彼女もまたとても稀有なピアニストだということだ。

よくコンサートで一緒になる知人と今日も一緒になった。一緒に軽く食事をした後、家に帰ったら・・・

もしかしたら、今日は私の人生においてエポックメイキングな日になるんだろうか?
# by suoni_belli | 2011-01-17 23:24 | コンサート&イベント
マルタ・アルゲリッチ セレブレーションズ2010
2010年12月1日(水)
【今日のコンサート】
マルタ・アルゲリッチ セレブレーションズ2010

シューマン ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ラヴェル 道化師の朝の歌
ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調 

ピアノ マルタ・アルゲリッチ
指揮 クリスティアン・アルミンク
新日本フィルハーモニー交響楽団
場所:すみだトリフォニーホール

先日コンサートを失念してしまい、悶々としていた私は「今日は絶対に見逃すわけにはいかない!!」と仕事の進捗にも気をつけて、会社を出る時間を見計らっていた。最近本当に忙しくて土日も仕事のことを考えざるを得ないような日々だけど、人生には何を置いても優先しなければならないものがある!ということで、今日はさっさと会社を出ることにした。それにしても、最近は忙しいため、その日の夜に行われるコンサートの情報をネットサーフィンしながら楽しみを膨らませたりする時間も無くなっている。悲しいことだ。

アルゲリッチを聴くのは、これで2回目。最初2005年、イタリア留学中にアッバード指揮のルツェルン祝祭管弦楽団でベートーベンのピアノ協奏曲1番を聴いた。そのときは生でアルゲリッチを観ることに専念してしまい演奏はあまり覚えていない。(でも第3楽章がすごかったのはよく覚えている) 今回アルゲリッチの演奏は2回あったんけど、私は個人的にシューマンのピアノ協奏曲が好きなのでこちらの日を選んだのである。

シューマン、出だしからすごーく迫力がある。そしていつものドキッとするようなテンポのゆらぎ。そう彼女の演奏はまったく読めないのだ・・・・。そういうわけで、この人の演奏に管弦楽とのぴったりと息のあった演奏なんかを期待するのは間違いで、やはりソロのときにこの人のすごさを実感するのである。第一楽章のカデンツァ、これほど迫力のある、かつ感動的なカデンツァを聴いたことがあるだろうか・・・。昔は勢いにまかせて速いテンポで弾きたおすことが多かったけど、最近はためるところはちゃーんとためている。しかも平均的なテンポよりもためるくらいテンポが遅い。つまり彼女はその感性とひらめきをもってそれを弾いている、ということなのだろう。

そして第3楽章・・・ノリノリで楽しそう~ たたみかけてくるような挑発的な演奏を聴かせられてこちらもドキドキしっぱなし・・・・。

やはり、アルゲリッチはナマで体験することに意味がある、そんな演奏だった。

休憩中、ロビーで今年のショパンコンクールで優勝したユリアンナ・アヴデーエワを発見。かわいいではないか・・・。彼女のソロリサイタルに来週水曜日に行ってきます!(こちらもド忘れしないようにしなくては・・・・)

さて、後半、ラヴェルの「道化師の朝の歌」。知らない曲だーと思ってたんだけど、タローのラヴェルのピアノ曲集で聴いた曲だった。

さっきのシューマンでも思ったのだが、新日本フィルの人たちは曲に「乗る」ということを知らないのだろうか・・・?と首をかしげてしまうほど、硬い演奏だった。そりゃアルゲリッチとやるなら緊張するでしょうよ・・・・でも、なんだか軍隊の演奏を聴いているみたいでつまんなかったわ・・・

さて、ラヴェルのほうは、アルゲリッチもさらに自由奔放にとても楽しそうに弾いていたようだ。第2楽章はひたすら美しく、そして第3楽章は超早弾きで突っ走る・・・。ほんとにすばらしい演奏。

アンコールはなんとラヴェルのピアノ協奏曲の第3楽章をもう一度・・・。さっきよりもっと自由奔放な演奏だ、そして早い・・・ オケはもう置き去りという感じ。

でも、さらによかったのは最後に弾いてくれたソロの2曲。シューマンの「子供の情景」 から「見知らぬ国」と「幻想小曲集」から「夢のもつれ」。「見知らぬ国」はわりと簡単な曲みたいだけど、彼女が弾くと深い・・・ そして「夢のもつれ」。この2曲を聴いて、やはりアルゲリッチをソロで聴いてみることを心の底から切望した。なんて楽しくそしてダイナミックかつ繊細な演奏!この演奏は絶対にワンアンドオンリーなのである。

あぁーーやっぱりアルゲリッチのソロが聴きたい!!!
# by suoni_belli | 2010-12-01 23:39 | コンサート&イベント
アホな日、Again!!!!
11月28日(日)

今日気づいたことがあった。

私はまたコンサートをすっぽかした・・・

それもかなり前から楽しみにしていたのに、である。

11月25日パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、そしてブラームスのヴァイオリン協奏曲をジャニーヌ・ヤンセンが弾くという"超"楽しみにしていたコンサートを・・・すっぽかした。

なんということを!!!
しかもそれに今日気づくなんて・・・・

What a fool I am!!!

ここずっと忙しくて10月中盤から体調不良になり、その身体を引きずってイタリアへ行ったはいいものの、帰国後はまた仕事のプレッシャーにさらされ、頭もベールがかかったようなすっきりしない日々。どうやらすっかり忘れてしまっていたようだ。・・・にしても、先週の内田さんのコンサート時には忘れてなかったと思うんだけどなー。

実はつい数日前にiphoneアプリでスケジュールを導入した。だから、コンサートのスケジュールが掲載されている手帳をここ数日見ていなかった。そんなこともあるんだろう・・・・

ジャニーヌ・ヤンセン嬢の音をひとつのこらず聴こうと、前から4列目のど真ん中の席をとっていたのに・・・

にしても、コンサートに行きそびれるなんて自身の現状は、本当にヤバいんじゃないか?!
# by suoni_belli | 2010-11-28 21:22 | 日々の出来事